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アートに溢れる六本木
January 19, 2018
東京に住んでいてソーシャルメディアをフォローしているなら、森美術館で4月1日まで開催されている体験型の展覧会、『レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル』の投稿を見たことがあるかも。インスタ映えする作品はどれも写真撮影OKなので、楽しい時間が過ごせます。
この展覧会は、アルゼンチン出身のアーティスト、レアンドロ・エルリッヒの作品を紹介する過去最大規模の個展。出展作品は44点にのぼり、その8割が日本初公開です。おそらく最も有名な作品は《建物》でしょう。これは、床に並行して置かれた3階建ての建物のファサードの上に鏡が設置されており、そのファサードの上で鏡を見ながら思い思いのポーズを取ると、まるで自分が壁にぶら下がっているような姿が映る、子供も大人も楽しめる遊び心のある作品です。
他の作品も同様に面白く、日常の風景を新しい目で捉えることができます。例えば、今回の展覧会のために制作された新作《教室》では、廃墟と化した教室に亡霊となった自分が登場しているかのように見えるでしょう。《反射する港》では、薄暗い船着き場にボートが揺ら揺らと水に浮かんでいるように見えますが、近寄ってみると実は水がないことに気が付きます。《失われた庭》では、中庭を囲むように配置された窓をのぞくと、思いがけないところに自分たちの姿が映し出されます。
「レアンドロ・エルリッヒ展」を見終わった後に、さらに刺激が欲しいと思ったら、近くのComplex665へ。2016年にオープンしたこのビルには、小山登美夫キャラリー、シュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリーという3つの傑出したギャラリーが入居しています。また、家具やインテリアを手がける設計事務所、ブロードビーンのショールームもあります。
でも、MORI LIVINGの居住者は、自分たちが住む建物の外に出なくても素晴らしいアートに触れることができます。アートを日常生活に取り入れる活動の一環として、森美術館が監修した様々なアーティストの作品が、ロビーやラウンジなどの共用スペースの壁を彩っているからです。まるで自宅に美術館があるみたいですね!
ケリー