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MORI LIVING Diary
六本木ヒルズでスタジオジブリの世界をのぞき見る
August 03, 2016
「ジブリ映画のファンじゃない日本人はいない。」日本人の友人にこう言われたことがあります。ジブリは言わずと知れたアニメ制作会社で、何本ものヒット作を生み出しています。東京シティビューで現在開催されている「ジブリの大博覧会」に毎日押し寄せる人の数から判断すると、友人の言葉もあながち大げさではないでしょう。
大博覧会では特別に、企画からマーケティング、広告宣伝に至るまで、映画制作の裏側を見せてくれます。会場内は1984年に公開された「風の谷のナウシカ」から最新作「レッドタートル ある島の物語」(9月公開予定)までのポスターや新聞広告、オフィシャルグッズなどの広告宣伝物で埋め尽くされています。
中でも来場者を引き付けるのは、人が乗車できるサイズのネコバス(「となりのトトロ」)、ラピュタの飛行艇、レッドタートルの絵コンテなどの実物系。個人的に面白かったのは、鈴木敏夫プロデューサーのオフィス(雑然としているけど、それでもよく片付いている)やトトロがカウンターの中にいるカフェなど、スタジオジブリの世界に重要な場所を再現したスペース。カウンター脇の階段の壁には、まっくろくろすけもいました。魅力的な展示が並んだ空間では、ジブリの世界に足を踏み入れたような感覚に陥ります。ジブリの名作がどのようにして生まれ、完成していったのかを、是非想像しながら歩いてください。
ジブリの大博覧会の展示物は、このためだけに用意されたものばかり。ですから、三鷹市のジブリ美術館とはまったく違った体験ができます。会期は9月11日まで。この魔法の世界を体験するチャンスをお見逃しなく。
ケリー