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MORI LIVING Diary
開館30周年を迎えたサントリーホールが初の模様替え
September 15, 2017
30年ほど前、民間企業による日本初の大規模複合再開発事業であるアークヒルズに、日本初のコンサート専用ホールとして誕生したサントリーホール。世界の一流のクラシック音楽家やオーケストラを招いて公演を実施してきた同ホールで、今年、開館以来初の大規模改修が行われました。
今回私は、MORI LIVINGの居住者のみを対象とした内覧会に参加し、新しく生まれ変わったホールを見学。改修後の幕開けとなるコンサートを控えたわずか数時間前に、どこが変わったかの説明を受けただけでなく、舞台裏にも案内され、演奏者が見る景色を体験してきました。
今回の改修は、歴史を保存すると同時に最新技術を取り入れようというもの。なので、一見しただけでは大きく変わった様子はありません。でも、よく見ると重要な改良が。例えば、車椅子のお客様のために建物の内外にスロープが設けられたほか、化粧室が増設されて設備も最新式になりました。メインホールの座席は開館当時と同じ生地を使用して補修され、舞台床板も張り替えられました。さらに、ホールの中心的存在である大きなパイプオルガンの、全体的なオーバーホールが行われました。
また、オルガンの生音を聴くチャンスにも恵まれました。演奏者のダヴィデ・マリアーノが、その日の夜に演奏する作品を弾いてくれたのです。私はマリアーノ氏のすぐ後ろに座っていたので、その手が鍵盤を行き来し、足がペダルを操る様子を見ることができました。澄んでいながらも深みのある音に、全方向から取り囲まれる感覚を味わいました。みなさんも機会があればコンサートに足を運び、サントリーホールの素晴らしさを是非ご堪能ください!
ケリー