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デジタルアートミュージアムで超没入体験
August 09, 2018
アートが意味するものは人によって違います。そして誰でも好きな種類のアートがあって、大きな影響を受けています。私はアートに関して博識というわけでは決してありませんが、これまでずっとアートを鑑賞し、その魅力を味わってきました。このところ東京は、デジタルアートやニューメディアアートをリードしていると自負していますが、私はこのジャンルが大好き。あっと言わせるような効果や従来とは異なる方法を駆使して創作されているからです。ですから、この比較的新しいアートだけを展示する常設展示施設、「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」がお台場にオープンすると聞いた時は、ワクワクする気持ちでいっぱいになってしまいました。
中に足を踏み入れると、まずそのとてつもないスケールを感じさせられます。1万平方メートルというのは、間違いなく広大です。それだけではありません。アーティストでもある「チームラボ」の意向により、フロアマップはありません。それは来場者が予期しない発見に遭遇しながら、自分自身の感性でアートを体験してほしいからとのこと。だからこそ、楽しいだけでなく、どっぷり没入できるのです!
それぞれの部屋には異なるアート作品が展示されているのですが、その全体的なコンセプトは「ボーダレス」。その名の通り、作品は必ずしもその部屋に留まっておらず、別の部屋に移動したり、他の作品と混ざり合います。ある部屋では、来場者の身体から蝶が生まれて出ていきます。また、部屋を埋め尽くす無数のランプが色を変えたり、光と音が雨などの自然現象を幻想的に映し出す部屋もあります。どの部屋でも、人はアートに囲まれているだけではありません。自分たちもアートの中にいて、その一部なのです。人が触れたり動いたりすると、それに呼応する作品もたくさんあり、自分の動きによって変化する様子を体験する来場者から驚嘆の声が上がります。
館内は5つのエリアで構成されていますが、中でも「運動の森」エリアは、さらにインタラクティブ。宇宙空間のトランポリンでジャンプしたり、光に照らされたグリップのボルダリングを体験したり、連なる棒の上を渡り歩きます。ひと休みしたくなったらカフェでお茶をどうぞ。カップを見つめていると、器の中で花々が咲き広がります。
私はこんな体験を今までしたことがありません。何回もリピートすること間違いなし。1つだけアドバイスするなら、鑑賞には十分な時間を取ること。すべてを見るのに少なくとも3時間はかかります。それから、大変人気のため、8月まではチケットが完売しているそう。芸術の秋の楽しみとして9月以降のチケットを今から買っておくのはいかがでしょうか?
ケリー