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東京の真ん中でバードウォッチング
May 30, 2018
ほとんどの人は、東京を巨大なコンクリートジャングルだと思っています。でも、実は、東京にもあちこちに自然があり、思いもよらない場所に自然のオアシスが存在することを知っている人は多くありません。例えば、六本木ヒルズやアークヒルズ 仙石山森タワーの建物の足元に広がる庭園。すごく広いというわけではありませんが緑に囲まれ、都会の喧騒から離れて一息つくのに格好の場所となっています。そしてちょっとしたコツを知っていれば、野生生物を見つけることもできるのです。
今年の5月10日から16日までの愛鳥週間に合わせて、森ビルでは六本木ヒルズとアークヒルズ 仙石山森タワーでそれぞれ一度ずつ合計2度のバードウォッチングツアーを開催しました。私もアークヒルズのツアーに参加。開始時間の朝8時は、街がまだ比較的静かなので、鳥を見つけやすい時間帯です。ガイドを務めてくださったのは、森ビルの社員で知識豊富な峰崎 善次(みねざき よしつぐ) さん。簡単な説明の後、ガーデンへ案内されて下りていくと、飛び回るスズメがすぐに目に入りました。双眼鏡を使ってよく見ると、白い頬をしたムクドリが。また、茶色い頬をしたヒヨドリのさえずりも聞こえました。姿を表したのは鳥だけではありません。オオシオカラトンボが飛び回っていたり、小さなニホンアマガエルが飛び跳ねながら道を横切るのも目にする事ができました。
都心にいながら、こんなにたくさんの生物を見ることができるなんて驚きです。しかし、それは偶然ではなかったのです。森ビルが開発した建物の足元に広がる庭園は、野生生物を引き付けて育てるように意図的に設計されているのです。アークヒルズ 仙石山森タワーの庭園には、虫を寄せ付けるための枯れ木まであって、その虫はコゲラをはじめとする鳥の餌となります。
峰崎さんはこんな説明をされていました。「私たちは、生物多様性に配慮して生態系ピラミッドのバランスを保つサポートする場所を設けることで、ここに以前住んでいた野生の生き物を呼び戻したいと考えています。また人々の多くは、東京で沢山の種類の生き物を見られることを知りません。東京でそれらを見つけるのは、みなさんが思っているより意外と簡単です。是非楽しみながら生き物を見つけてみてください。」
ケリー