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「アンディ・ウォーホル展: 永遠の15分」特別ツアー
April 22, 2014
森美術館はアートや文化に気軽に触れることのできる、かねてより私のお気に入りの場所。
森美術館のキュレーターたちによって作り上げられる展覧会は、いつも非常に興味深く、観る者にインスピレーションを与えてくれ、私のようにアートの知識がない人にもなじみやすい内容となっています。
開催中の「アンディ・ウォーホル展: 永遠の15分」も、そんな展覧会の一つ。
アンディ・ウォーホルは、誰もが知るポップ・アートの巨匠。本展は、そんなウォーホルの活動初期から晩年までの700点におよぶ作品を包括的に紹介する回顧展です。
展示を自分自身で見て回るのも楽しいですが、先日、私はMORI LIVING居住者向けの特別ツアーに参加し、ウォーホルや彼の作品をより深く知る機会に恵まれました。森美術館館長であり、本ツアーのガイドを務められた南條史生さんは、高い見識をお持ちなだけでなく、アートを学ぶ楽しさを教えてくださいます。
ツアーの中で、南條館長はウォーホルの人生についてたくさんのことを教えてくださいました。中でも、企業のグラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートさせたこと、敬虔なカトリック教徒であったこと、日本を何度も訪れ、彼の作品には日本のアートに影響を受けたものまであるということを、私はこの時初めて知りました。
本展覧会は、複数の部屋に渡って展示されており、最後まで一つ一つが興味深い空間となっていました。明るい色調や、ポップ・カルチャーへの示唆に満ちた作品の数々は、どんな年代の人をも惹きつけます(美術館には子どもたちも訪れており、彼らも私と同じくらい作品に心を奪われていた様子)。
私の個人的な見どころの一つはウォーホルの伝説のスタジオ「ファクトリー」が再現された空間。そこには、彼の代表作のハインツトマトケチャップが描かれた木箱が置かれていました。
ケリー