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MORI LIVING Diary
森美術館が宇宙への入り口に
October 20, 2016
森美術館では、芸術の観点から医学を探った「医学と芸術展」に引き続き、宇宙に対するさまざまな解釈を芸術で表現する「宇宙と芸術展」を2017年1月9日(月・祝)まで開催しています。今回私は、作品の詳しい解説を聞けるガイドツアーに参加してきました!
会場は4つのセクションに分かれています。1つ目のセクションは、「人は宇宙をどう見てきたか?」。何世紀もの前の資料や美術作品を通して、私たちの先祖の宇宙観が紹介されています。展示されているのは日本最古の物語文学と伝えられる竹取物語絵巻のほか、14世紀の曼荼羅、17・18世紀の天体望遠鏡や天球儀、そしてガリレオ、コペルニクス、ケプラー、ニュートンなどの偉大な天文学者が執筆した書籍(初版)の数々。また、貴重なレオナルド・ダ・ビンチの手稿もあります。
2つ目のセクションは、現代美術の大型作品が「宇宙という時空間」を表現しています。その中には、世界的にも活躍しているアーティストの森 万里子氏によるEkpyrotic String IIなどの作品もあり、今回偶然にも森氏がツアーに参加され、自身の作品が超弦理論からヒントを得たなどの解説を直接聞くことができ、とてもラッキーでした!
3つ目、4つ目のセクションは、宇宙人と宇宙旅行がテーマです。過去の宇宙探索で撮影された写真に加えて、月探査や「マーズ・アイス・ハウス」(火星住居)など、実際に進行中のプロジェクトを紹介する模型が展示されていてとても興味深いものでした。
芸術マニアでも科学オタクでも、「宇宙と芸術」はどなたにもお楽しみいただける展覧会。足を運ぶ価値アリです!
ケリー